以下は、平成24年介護報酬改定の内容です。

介護予防サービス

改定のポイント

介護予防訪問介護の改定のポイント

介護予防訪問介護(Ⅰ)(Ⅱ)共に1%弱のマイナス評価となり、(Ⅲ)が3.5%程度のマイナス評価です。

訪問介護同様に、訪問リハビリテーション事業所との共通の利用者への連携の評価として、生活機能向上連携加算が新設されました。

介護予防通所介護の改定のポイント

介護予防通所介護は、要支援1がマイナス5.7%、要支援2が、マイナス3.4%の評価となりました。

加算では、選択的サービス(運動器機能向上サービス、栄養改善サービ、口腔機能向上サービス)の複数のプログラムを組み合わせて実施した場合の選択的サービス複数実施加算の新設。

事業所評価加算の算定要件の変更。

アクテイビティ実施加算を廃止して、生活機能向上グループ活動加算の新設などが行われています。

介護予防通所リハビリテーションの改定のポイント

要支援1がマイナス3.4%、要支援2が、マイナス1.1%の評価となりました。

加算では、予防通所介護同様に、選択的サービス(運動器機能向上サービス、栄義改善サービス、口腔機能向上サービス)の複数のプログラムを組み合わせて実施 した場合の選択的サービス複数実施加算の新設。

事業所評価加算の算定要件の変更が行われました。

改定の概要

訪問系サービス

現行4月より算定差額比率
介護予防訪問介護費(Ⅰ)1,234単位/月1,220単位/月▲14▲1.1%
介護予防訪問介護費(Ⅱ)2,468単位/月2,440単位/月▲28▲1.1%
介護予防訪問介護費(Ⅲ)4,010単位/月3,870単位/月▲140▲3.5%

通所系サービス
介護予防通所介護費

現行4月より算定差額比率
要支援12,226単位/月2,099単位/月▲127▲5.7%
要支援24,353単位/月4,205単位/月▲148▲3.4%

介護予防通所リハビリテーション費

現行4月より算定差額比率
要支援12,496単位/月2,412単位/月▲84▲3.4%
要支援24,880単位/月4,828単位/月▲52▲1.1%

介護予防通所介護&リハサービス

  1. 選択的サービス複数実施加算(Ⅰ)(新規) → 480単位/月
    選択的サービス複数実施加算(Ⅱ)(新規) → 700単位/月
    ※生活機能の向上に資する選択的サービス(運動器機能向上サービス、栄養改善サービス又は口腔機能向上サービス)のうち、複数のプログラムを組み合わせて実施した場合
  2. 事業所評価加算 100単位/月 → 120単位/月
    ※利用した実人員数のうち、60%以上に選択的サービスを実施
  3. アクティビティ実施加算 → 廃止
    生活機能向上グループ活動加算(新規) → 100単位/月
    ・介護従事者が共同して共同して生活機能改善等の目的を設定した介護予防通所介護計画を作成
    ・複数の種類の生活機能向上グループ活動サービスを準備し、利用者の心身の状況に応じた生活機能向上グループ活動サービスが実施されていること。
    (少人数のグループを構成して実施する。)
    ・生活機能向上グループ活動サービスを1週間に1回以上実施していること。
    ・運動器機能向上加算、栄養改善加算、口腔機能向上加算又は選択的サービス複数実施加算のいずれかを算定している場合は算定しない。

平成24年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.1)

                          

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