以下は、平成24年介護報酬改定の内容です。

短期入所生活介護

改定のポイント

短期入所生活介護においての人員基準で、基準該当の場合の医師の配置要件が削除されました。

また、介護福祉施設の基本報酬改定に併せて報酬単位が改定されました。

緊急時短期入所ネットワーク加算を廃止し、一定割合の空床を確保している事業所や緊急利用者の受入を評価する緊急短期入所体制確保加算、緊急短期入所受入加算が新設されました。

改定の概要

報酬体系

改定前


単独型併設型単独型
ユニット
併設型
ユニット
従来型
個室
多床室従来型
個室
多床室ユニット型個室
(準個室)
ユニット型個室
(準個室)
要介護1655単位737単位621単位703単位755単位721単位
要介護2726単位808単位692単位774単位826単位792単位
要介護3796単位878単位762単位844単位896単位862単位
要介護4867単位949単位833単位915単位967単位933単位
要介護5937単位1019単位903単位985単位1027単位993単位


矢印画像
改定後


単独型併設型単独型
ユニット
併設型
ユニット
従来型
個室
多床室従来型
個室
多床室ユニット型個室
(準個室)
ユニット型個室
(準個室)
要介護1645単位718単位609単位682単位747単位711単位
要介護2715単位787単位679単位751単位817単位781単位
要介護3787単位858単位751単位822単位890単位854単位
要介護4857単位927単位821単位891単位960単位924単位
要介護5926単位995単位890単位959単位1029単位993単位


緊急短期入所ネットワーク加算

改定前

50単位/日

※算定要件
介護を行う者が疾病にかかっていることその他のやむを得ない理由により、介護を受けることができない者に対し、指定短期入所生活介護を行った場合は、1日につき所定単位数を加算する。

矢印画像
改定後

廃止


緊急短期入所体制確保加算(新規)

新規

40単位/日

※算定要件
利用定員の100分の5に相当する空床を確保し、緊急時に短期入所生活介護を提供できる体制を整備しており、かつ、前3月における利用率が100分の90以上である場合に、利用者全員に対して算定できること。


緊急短期入所受入加算(新規)

新規

60単位/日

※算定要件

  1. 介護を行う者が疾病にかかっていることその他やむを得ない理由により、介護を受けることができない者であること。
  2. 居宅サービス計画において当該日に利用することが計画されていないこと。
  3. 指定居宅介護支援事業所の介護支援専門員が緊急の利用を認めていること。
  4. 緊急利用のために確保した利用定員の100分の5に相当する空床(緊急用空床)以外の利用が出来ない場合であって、緊急用空床を利用すること。
  5. 緊急短期入所受入加算は利用を開始した日から起算して原則7日を限度とする。
  6. 緊急短期入所受入加算は100分の5の緊急確保枠を利用する場合に算定可能とし、100分の5の緊急確保枠以外の空床利用者は、当該加算を算定することができない。

(注)緊急短期入所体制確保加算の算定を開始した月以降において、連続する3月間に緊急短期入所受入加算の算定実績がない場合には、続く3月間は緊急短期入所体制確保加算及び緊急短期入所受入加算は算定できない。


介護予防短期入所生活介護費

介護予防短期入所生活介護費(1日につき)

改定前


単独型併設型単独型
ユニット
併設型
ユニット
従来型
個室
多床室従来型
個室
多床室ユニット型個室
(準個室)
ユニット型個室
(準個室)
要支援1492単位536単位464単位514単位571単位540単位
要支援2611単位667単位577単位633単位695単位671単位


矢印画像
改定後


単独型併設型単独型
ユニット
併設型
ユニット
従来型
個室
多床室従来型
個室
多床室ユニット型個室
(準個室)
ユニット型個室
(準個室)
要支援1483単位521単位455単位499単位564単位533単位
要支援2600単位648単位566単位614単位686単位662単位



平成24年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.1)


平成24年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.3)


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