全国の企業の平均年齢

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

問題です。
全国の企業の平均年齢は何歳でしょうか?次の1~5のうち一番近い年齢をお答えください。

  1. 20歳
  2. 25歳
  3. 30歳
  4. 35歳
  5. 40歳


帝国データバンクが発表した「企業平均年齢と長寿企業の実態調査」結果によると、2012年の全国の企業平均年齢は35.6歳です。
企業平均年齢

年代別の構成比をみると、「20歳~30歳未満」の17.2%が最も高く、以下、概ね年代が上がるにつれ構成比は低くなっています。



画像の説明
業種別にみると、「製造業」の45.4歳が最も高く、次いで「小売業」の41.4歳、「卸売業」の39.6歳の順です。

一方、「サービス業」は26.8歳で最も低くなり、「製造業」とは20歳近い差となりました。

「製造業」は、技術やノウハウの蓄積が重要なために参入障壁が高い側面もあり、業歴の長い企業が多数を占めます。

逆に「サービス業」は、IT関連を始めとして比較的先行投資が少なくて済む企業が多く、近年創業されたケースが目立ちます。

業種別の長寿企業構成比をみると、企業平均年齢が高かった「製造業」(3.4%)、「小売業」(3.7%)、「卸売業」(3.1%)の3業種は、ともに全業種平均の1.7%を大きく上回る3%台となっており、長寿企業の多さが業種全体の平均年齢に影響を与えています。

一方で、最も構成比が低かった「建設業」(0.6%)は、企業平均年齢が低いわけではなく、1950~60年代に創業され、高度経済成長期を支えた企業群が多いことに起因しています。
 
 また、長寿企業の構成比では、トップは「京都府」の3.80%、次いで「山形県」(3.71%)、「新潟県」(3.49%)などが続きます。戦争の被害が少なかった地域や、城下町・港町などを有し古くから交易の盛んな地域が上位を占め、これらが企業平均年齢を押し上げています。逆に、「神奈川県」(0.99%)や「東京都」(1.14%)などの都市部は、長寿企業数も多いですが、新設される企業数も多いため、構成比が低かったため、企業平均年齢も低くなっています。


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