特別養護老人ホームの待機老人解消

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

日本経済新聞(2013年4月26日)

日本経済新聞の2013年4月26日に「特別養護老人ホームの待機老人解消を目指し指針」というタイトルの記事がありました。

都市部での特別養護老人ホームなどの介護施設が不足していることを受けて、都市部での高齢者を地方で受け入れる際の指針を厚生労働省は9月にまとめます。

都市部では用地不足から介護施設の整備が進まず、特別養護老人ホームの首都圏での入所申込者が約10万人で待機しています。

特別養護老人ホームの入所申込者の状況

厚生労働省社会保障審議会介護保険部会(第28回)平成25年7月30日資料によると、

  1. 特別養護老人ホームの入所申込者の状況は、42.1万人で、
  2. そのうち在宅で要介護度が重い申込者が6.7万人。
  3. 要介護度3以下の申込者が24.3万人。
  4. 在宅でない申込者22.2万人。

(単位:万人)

要介護1~3要介護4~5
全体24.3(57.6%)17.9(42.4%)42.1(100%)
うち在宅の方13.1(31.2%)6.7(16.0%)19.9(47.2%)
うち在宅でない方11.1(26.4%)11.1(26.4%)22.2(52.8%)

・各都道府県で把握している特別養護老人ホームの入所申込者の状況を集計したもの。
・平成21年12月集計。
・調査時点は都道府県によって異なる。

以上にように、特別養護老人ホームの待機者は42万人と言われています。

しかし、1人が複数の特別養護老人ホームの入所申込をしているケースがあるので、実際の待機者は42万人より少ないと言われています。

例えば、1人が3ヶ所の特別養護老人ホームに入所申込していたら、実際の待機者は42万人の3分の1の14万人になります。



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