お泊りデイの届出制の影響は、実地指導の対象になること。
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
お泊りデイサービスは自費サービスのため、今回の改正介護保険法の本文ではなく、省令や通知などで取り上げられると思われます。
厚生労働省は、東京都の独自基準をベースに検討しています。
昨年、厚生労働省は東京都の独自基準の実態調査（うまくいっているか？問題はないか？など）を行っています。
昨年12月に広島県福山市のデイサービスで暴行事件が問題になり、70㎡に17人が雑魚寝している実態が明らかになりました。
このデイサービスでは、実地指導も行われていましたが、お泊りは介護保険外なので調査の対象になっていませんでした。
これをキッカケとして今年の１月から２月に、読売新聞や朝日新聞でお泊りデイのバッシング報道がなされ、今回の届出制の導入につながっています。
届出制の影響は実地指導になること。
お泊りデイの独自基準を導入している都道府県は、東京都、大阪府、千葉県、神奈川県、愛知県などです。
【お泊まりデイの独自基準】
東京都
http://www.fukushihoken.metro.tokyo.jp/kourei/hoken/kaigo_lib/dokujikijyunn/
大阪府
http://www.pref.osaka.lg.jp/jigyoshido/kaigo/otomarikijyun.html
千葉県
http://www.pref.chiba.lg.jp/hoken/kaigohoken/service/shukuhakuguideline.html
愛知県
http://www.pref.aichi.jp/korei/kaigohoken/otomariday/otomariday_index.html
静岡県
http://www.pref.shizuoka.jp/kousei/ko-240/kaigo/h26/otomaridei.html
このような都道府県では、すでに独自基準があり、お泊りデイの届出制が導入されても影響がないと考えている人もいるようです。
しかし、独自基準が都道府県の条例で制定されているのと、介護保険制度の基準であるのとでは意味が違います。
お泊りの届出制が制度上の基準になるということは、その基準を満たしているかどうかの実地指導の調査対象になるということを意味します。
【関連ブログ】
■お泊りデイの届出・公表制の導入（2013.12.06）
http://kaigokeiei.net/index.php?go=BdOxZY
■デイサービスは次回制度改正で、何らかの変更の可能性大（2013.07.24）
http://kaigokeiei.net/index.php?go=GxfGIZ
■「お泊りデイサービス協会」設立（2013.08.09）
http://kaigokeiei.net/index.php?go=2179Lw
a:4250 t:1 y:0
松本会計メルマガ登録
下記のすべてをご入力いただき、「確認」ボタンを押してください。