介護経験豊富が過信にならないように

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

色々な方が、私のホームページを見て介護事業の開業相談に来られます。

ご相談に来られる件数を数えたことはありませんが、年間約50件平均して1週間に1件のペースはあるのではないかと思います。

これからお話しする内容は、今から1年以上前にご相談に来られた方の開業相談です。

その方は、介護の経験が豊富で開業にかなりの自信を持っておられました。

「介護の経験が10年以上あるので、開業してもうまくいく」と自信たっぷりです。

しかし、その方のお話しをお聞きしていると私は少し不安になりました。

確かに、介護事業を開業する場合は、介護の経験をしている方がいいと思います。

介護のご経験のない方が介護事業を始められる場合は、半年でもいいので介護の経験をすることを勧めます。

この様に介護事業を開業する場合、介護の経験は重要なのですが、介護の経験が豊富だからと言って、必ず成功するかと言うとそうでもありません。

介護事業を開業するということは、従業員であった立場から経営者の立場になるのです。

経営者の立場ということは、今まで経験したことのないをしなければなりません。

例えば、資金繰り、人材採用や教育・管理、ご利用者の新規獲得などです。

特にご利用者の新規獲得について、親しいケアマネさんがいるかどうか?

親しいケアマネさんに「今度、訪問介護事業を開業しようと思っています。」と相談したとき、「あなたが開業するなら、是非ご利用者を紹介したい」と言ってくれるケアマネさんが何人いるかです。

いくら介護の経験が豊富で、運営についてベテランであって、いざ開業したとき、ご利用者のご紹介してもらえるケアマネさんとの人脈がなければ役立ちません。

また人の採用や教育、管理についても同様です。

介護の経験が豊富なことが、開業してうまくいくと過信してはいけません。

介護業界は、コンビニの店舗数と同じぐらいあります。

飽和状態です。

甘く見ていると大きな失敗になる恐れがあることに、ご注意ください。




松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
a:2498 t:1 y:1

松本会計メルマガ登録

下記のすべてをご入力いただき、「確認」ボタンを押してください。

姓 * 名 *  
メールアドレス *

*は必須入力です