小規模多機能型居宅介護の訪問サービスの機能強化
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
小規模多機能型居宅介護は、訪問介護、デイサービス、ショートステイの3つのサービスを1つの事業所で提供します。
短期入所(ショートステイ)は、1日9人まで利用することができます。
また、小規模多機能型居宅介護は、1ヶ月の定額報酬で利用でき,1ヶ月の自己負担は2万円ぐらいです。
小規模多機能型居宅介護はご利用者・家族にとって、ありがたいサービス
1ヶ月2万円払えば、ケアマネさんがケアプランの中で利用回数を決めますが、必要なだけ訪問介護、デイサービス、ショートステイを利用することができます。
定期報酬なので、家族の方にとっては楽で安心です。
必要な介護サービスが一つの介護事業所に揃っているし、毎月定額の支払いで、他のサービスの様に使うたびに自己負担が増えることはありません。
訪問サービスの機能強化のため「訪問体制強化加算」が創設されます
小規模多機能型居宅介護の現状は、訪問サービスの利用が通所やショートステイに比べて少ないです。
在宅生活を継続するためには、訪問サービスが必要です。
そこで、今回の改正で「訪問体制強化加算」を創設し、積極的に訪問サービスを提供する事業所は報酬がアップされます。
出典:第111回(平成26年10月22日)の社会保障審議会介護給付費分科会
現行の小規模多機能型居宅介護の人員基準は、訪問サービスの提供に当たる介護従業者を1以上配置する必要があります。
今回の改正では、訪問を担当する常勤の従業員を2名以上配置し、1ヵ月の訪問回数が一定回数以上である事業所の報酬を評価して、新しい加算が創設される予定です。
(ご参考)小規模多機能型居宅介護のサービス実施状況
利用タイプ別利用状況を見ると、「通い+訪問」は毎年少しずつですが増加傾向です。
一方、「通い+お泊まり」は減少しています。
訪問回数がかなり多くなると、必然的に通いとお泊まりが減少傾向になります。
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