介護福祉士の資格取得方法の一元化、平成34年完全実施 厚労省案

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

介護福祉士の資格を取得する方法は、現在次の3つの方法があります。

  1. 実務経験ルート
    現場で3年以上働いた上で、国家試験を受験して合格するルート
  2. 養成施設ルート
    大学や専門学校などの養成施設を卒業するルート
  3. 福祉系高校ルート
    福祉系高校を卒業し、国家資格を受験して合格するルート

養成施設ルート卒業者に対する国家試験の義務化、実施延期

【介護福祉士資格取得方法の一元化に向けた経緯について
画像の説明
出典:第4回社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会 資料

上の通り、養成施設ルートでは国家試験が平成28年4月から施行される予定でしたが、

  1. 介護現場での人材不足感の高まりや
  2. 若者の介護分野への就業が減っていること
    などを踏まえ、養成施設ルート卒業者に対する国家試験の義務化について、実施を延期する案が示されています。

23日、社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会において、上の3つある介護福祉士の資格を取得方法を一元化することについて、平成34年(2022年)から完全実施するという方針が示されました。

養成施設ルートは平成34年度から完全実施(案)

養成施設ルートへの国家試験導入の時期については、平成34年度(2022年)から、国家試験に合格することが介護福祉士の資格取得の要件となります。

画像の説明
出典:第4回社会保障審議会福祉部会福祉人材確保専門委員会 資料

平成29年度(2017年度)から平成33年度(2021年度)までの養成施設卒業者については、

  1. 卒業から5年間、暫定的に介護福祉士資格を付与
  2. その間に以下のいずれかを満たせば、その後も引き続き介護福祉士資格を保持
    1. 卒後5年以内に国家試験に合格
    2. 原則卒後5年間連続して実務に従事




松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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