デイサービスの要支援は2回転にする

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

デイサービスの介護報酬は、予防で約▲20%減、小規模で約▲10%減、通常規模・大規模で▲約5%減です。

この報酬減の対策の一つとして、

  1. 新規利用者を増やすことと
  2. 既にご利用して頂いているご利用者に利用回数を増やしてもらう方法
    があります。

要介護者の場合は、上の2つの方法を使うことができますが、要支援者の場合は新規利用者を獲得する方法しか報酬ダウン対策としては使えません。

なぜなら、要支援者の予防給付の報酬は、一ヶ月定額の包括報酬なので、利用回数が増えても報酬は増えないからです。

一方、要介護者の場合は利用回数が増えると報酬が増えます。

この様にデイサービスの介護報酬ダウン対策は、予防と要介護では違います。

要支援は2回転にする

ところで、予防の介護報酬ダウンは約▲20%ですが、この対策として、上で述べた通り回数を増やすのではなく、

  1. 新規利用者を増やすか、
  2. 7時間~9時間の利用者の利用時間を2時間~3時間に減らし、1日2回転か3回転に増やし、
    ご利用者の人数を増やすことです。

ここで問題になるのが、今まで7時間~9時間の利用時間を2時間~3時間の利用時間にいかに変更するかです。

利用者への説明が大事です。

そもそも、介護の本来の考え方は、介護を卒業して介護が必要でなくなることです。

地域に戻り地域や家庭での活動や役割を持って自立しなければなりません。

そのためには、特に要支援者はデイサービスに長時間いるということは想定されていません。

このことは、厚生労働省もハッキリと書いています。

このことを要支援者に説明し、長時間いるご利用者は短時間の利用に移行する様に促し、1日2回転する様に変えていかなればなりません。

なお、2回転の変更は届出の必要はありません。




松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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