介護予防手帳から厚生労働省の意図を読む
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
介護予防手帳は、下の通り
- していることや興味の確認
- 私のプラン
- 活動記録
- 介護支援ボランティアポイント
の4つから構成されています。
すなわち、アセスメント⇒プラン⇒活動記録という構成になっています。
ここで、特徴的なのが4番目の「介護支援ボランティアポイント」です。
出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「地域支援事業の新しい総合事業の市町村による円滑な実施に向けた調査研究事業」http://www.murc.jp/thinktank/rc/public_report/public_report_detail/koukai_150518
介護予防手帳は元気高齢者を担い手に転換することが読み取れる
アセスメントが行われプランが実行された結果、自分が出来るようになると他の人のために出来るようになり、担い手の側になります。
そのようなボランティアを行うと、次の介護支援ボランティアポイントに記入され、ポイントが貯まるようになっています。
そのポイントは、例えば現金に換算されたり、地域の特産物に交換されるなど、各自治体でそれぞれ工夫されます。
出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング株式会社「地域支援事業の新しい総合事業の市町村による円滑な実施に向けた調査研究事業」http://www.murc.jp/thinktank/rc/public_report/public_report_detail/koukai_150518
元気な高齢者が担い手になると介護保険から生活援助がなくなる
地域支援事業を充実させ、生活支援ができるボランティアや元気高齢者が増えてくると、今、介護保険で生活支援をしているヘルパーさんは、生活援助から身体介護に集中できます。
総合事業で地域に担い手が増えてくれば、生活支援を介護保険から切ることは可能になってきます。
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この様に介護予防手帳には、元気高齢者をつくり生活支援や介護予防の担い手なってほしいという、厚生労働省のお願いが込められているように思います。
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