実地指導 到着から開始までの流れ

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

実地指導の当日は、まず役所の方が到着すると、事業所内を視察した後、次を確認します。

  1. 重要事項説明書が、見やすい所に掲示されているか。
  2. 個人ファイルなどの書類が、鍵のかかっている書庫に保管されているか。
  3. 玄関を開けて中に入ったら、入口近くにポンプ式の消毒液があるか。
  4. トイレは必ず使い捨ての紙タオルをしているか。
  5. 防災対策と許認可時との変更の確認

その後、実地指導の中身に入ります。

到着から開始までの一連の流れ

タイムカードや出勤簿との突き合せ

実地指導開始後に確認される書類は色々ありますが、その中でタイムカードと出勤簿ついて解説します。

タイムカードや出勤簿は、必ずチェックされます。

その勤務簿が実績と間違いないかということを確認された上で、毎日の職員配置が正しく行われているかチェックされます。

社長さんが管理者であったり、医療法人の理事長が管理者であったりすると、タイムカードを押していないことが多いです。

しかし、介護保険の基準で職員として登録されている場合は、社長であろうが医療法人の理事長であろうが、勤務状況の確認という意味で、タイムカードとか出勤簿は必要になります。

タイムカードや出勤簿がない場合は、勤務状況が確認できないということで、不在ということになります。

管理者兼サービス提供責任者、あるいは管理者兼生活面相談員は、兼務することは問題ありませんが、ほとんど現場に出ていて、管理者としての業務をしていないのが実態です。

開始後の確認書類

人員に関するもの

  1. タイムカードや出勤簿との突き合せ
  2. 管理者、職員の兼務状況の確認
  3. 職員の資格者証などの確認
  4. 雇用契約書と就業規則の確認
  5. 許認可申請時の届け出職員の開業時点での勤務状況

設備に関するもの

  1. 防災関連
  2. 防災訓練
  3. 施設の衛生管理状況

運営に関するもの

  1. 運営規程
  2. 契約に関する書類
    1. 重要事項説明書
    2. 契約書
    3. 同意書
  3. サービス提供に関する書類
    1. 介護計画書
    2. 居宅サービス計画の写し
    3. アセスメントシート(利用者の心身状況の分かるもの)
    4. サービス提供記録
    5. モニタリング記録
    6. 機能訓練に関する計画・記録等会議録(ケアカンファレンス、支援会議など)
    7. 送迎記録(運行計画、運転日誌等)
    8. 事業所の日誌等
  4. 職員の研修に関する計画、実施記録
  5. 事故・苦情に関する書類
  6. 利用料金に関する書類
  7. 会計・経理に関する書類
  8. 介護報酬に関する書類



松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
a:3409 t:1 y:2

松本会計メルマガ登録

下記のすべてをご入力いただき、「確認」ボタンを押してください。

姓 * 名 *  
メールアドレス *

*は必須入力です