人手が足りている企業では定着率が高い

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

先日から日本政策金融公庫が公表したアンケート調査結果について説明していますが、今日は定着率と人手不足についての関係です。

画像の説明
出典:日本政策金融公庫総合研究所「訪問・通所介護事業者の経営実態」

介護職員・登録ヘルパーの充足状況別にみると、「足りている」とする企業では同業者よりも定着率が「高い」とする企業の割合が63.9%であるのに対し、「足りていない」とする企業では42.9%にとどまっています。

逆に、定着率が「低い」といする企業の割合は「足りていない」企業が11.9%で、「足りている」企業の3.3%を上回っています。

以上の結果は、予想されるものです。

定着率が高いほど「足りている」という企業が多いのは当然の結果と言えます。

このことから介護事業所の人材不足を解決するヒントがあります。

人材不足の介護業界で、いかに人材を確保したらいいのかよく質問されます。

いかに募集して人材を確保するかに目がいっています。

しかし、定着率を高めることが先決ではないでしょうか?

定着率を高めることは介護職員にとって魅力的な職場を作ることになり、それが人材確保にもアピールすることができます。

人材確保の方法を検討することも大事ですが、それよりも長期的には魅力的な職場につることを検討することが大事ではないでしょうか?




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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