良いサービスが売れるとは限らない

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

介護事業者様は、良いサービスを提供したら利用者は増えると、お考えの人は多いと思います。

一般企業でも、「売上を上げるにはどうしますか?」と社長に質問すると、ほとんど方は「良い商品やサービスを提供すれば売上は上がる」と回答します。

「それでは、売れないのは社長のところの商品やサービスが悪いのですか」と意地悪な質問をすると、「うちの商品やサービスは良いが、消費者が分かってくれない」とか、「使ってもらったら、分かってもらえる」と言います。

テレビショッピングでは、使ってもいないのになぜ売れる?

しかし、本当にそうなのでしょうか?

良いサービスを提供しているところだけが、繁盛しているのでしょうか?

皆さんの周りの事業所で、良いサービスを提供しているとは思えないのに、繁盛している事業所はないでしょうか?

テレビショッピングで商品を購入された方は、おられないですか?

商品自体は触ることも試すこともないのに、なぜ買ってしまったのでしょうか?

テレビショッピングで買って、しばらく使ってその後使わなくなった商品はないですか?

テレビショッピングは、売るのが上手です。

買った人がインタビューに答えて、「本当に買って良かった。」とか「健康になりました。」など、実名で語っているので信用できそうです。

また、本日限定○○個を販売しますと言われると、今すぐ買わないとなくなるのではないかと思う人がいます。

販売実績累計○○万個と言われると、「そんなに売れているのだから、良い商品に違いない」と思う人がいます。

テレビショッピングは、買わせる仕組みが巧みです。

私のホームページもテレビショッピングと同じです

私もお客様の声や顧問先の数などで、ホームページを見た人が「この会計事務所は良さよう」と信用してもらえるような仕組みを意図して作っています。

良いサービスだから売れるということも勿論ありますが、それはごく限られた範囲のことで、多くの方にサービスを提供して売上を大きく上げるためには、テレビショッピングのような売れる仕組みを作らなければなりません。

なお、当然ですが、商品やサービスは良いものでなかれば、使ってもらっても長続きしません。

また、嘘を書いてはいけません。




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