通所介護の基本報酬の時間区分を1時間ごとに見直す

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こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

通所介護の基本報酬は、2時間ごとの3区分

  1. 3時間以上5時間未満
  2. 5時間以上7時間未満
  3. 7時間以上9時間未満

の設定ですが、それを1時間ごとの6区分に見直す案が提案されています。

時間区分を1時間ごとに見直し
出典:第150回社会保障審議会介護給付費分科会資料

基本報酬のサービス提供時間区分の見直しについて

出典:第150回社会保障審議会介護給付費分科会資料

サービス提供時間の実態を踏まえ提供時間区分の見直し

事業所の実際のサービス提供時間を見ると、

  1. 7時間以上9時間未満は「7時間以上7時間半未満」にピークがあり、
  2. 5時間以上7時間未満は「6時間以上6時間半未満」に、
  3. 3時間以上5時間未満は「3時間以上3時間半未満」にピークがあります。

通所介護のサービス提供時間

出典:第150回社会保障審議会介護給付費分科会資料

以上の様に多くのデイサービスは、できるだけ少ないサービス提供時間で、できるだけ多くの報酬を取る工夫している実態がうかがえます。

厚生労働省は、この実態に対して時間区分を1時間単位にして、報酬を下げる案を提案しています。

例えば、「7時間以上9時間未満」が、「7時間以上8時間未満」と「8時間以上9時間未満」になると、7時間半を提供していたデイサービスは、今より報酬が下げられると予想されます。


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