2017.12.13
カテゴリ:平成30年介護報酬改定
通所介護における心身機能の維持に係るアウトカム評価
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
11月29日に開催された介護給付費分科会において、厚生労働省は通所介護における利用者の心身の機能の維持を促進する観点から、アウトカムに注目した評価を設ける案を提案しました。
具体的には、評価期間内に通所介護を利用した者のADLの維持又は改善
の度合いが一定の水準を超えた場合、当該事業所における通所介護サービスを一定期間、高く評価するというものです。
アウトカム評価するための算定要件
評価期間中に、以下について満たしていることを要件とします。
- データの信頼性を確保するため、一定以上の利用者数があること。
- 要介護度が比較的重い利用者に対するサービス提供を確保する観点から、利用者のうち要介護3、4または5の者が一定割合以上であること。
- 機能訓練以外のサービスの提供を担保する観点から、利用者の求めに応じて、定期的に食事及び入浴介助を提供した実績があること。
ADLの維持又は改善は「Barthel Index」で評価
ADLの維持又は改善は、評価指標として広く用いられている「Barthel Index」による評価が想定されています。
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