国が求めているデイサービスは、「レスパイト+機能訓練」

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こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

昨日のブログで、アウトカム評価をする新加算の算定要件の一つに「機能訓練以外のサービスの提供を担保する観点から、利用者の求めに応じて、定期的に食事及び入浴介助を提供した実績があること。」があることをお伝えしました。

この算定要件から国又は厚生労働省が、デイサービスに求めているサービスは、機能訓練だけでなくレスパイトとしての機能もあることが分かります。

かつて、レスパイト型のデイサービスは報酬が下げられ、機能訓練重視のデイサービスを目指さなければ、生き残れないといった議論がなされたことがありました。

しかし、昨年5月に自由民主党は、「一億総活躍社会の構築に向けた提言」において、「介護離職ゼロ」に向けて仕事と介護の両立できるようにという提案がなされました。

これを受けて昨年6月の介護給付費分科会では、「デイサービスの一般的なサービス提供時間である8時間は、保育所の一般的な開所時間である11時間と比較したら、介護と仕事の両立は難しいというのは自明である。」といった意見もありました。

さすが、サービス提供時間が11時間に見直されることはありませんでしたが、利用者の家族を支援するレスパイト機能も重視されることがうかがえます。

デイサービスの生きる道

以上から、デイサービスは、自立支援・重度化防止に資するサービスを提供すると同時に、食事や入浴介助などを提供して、お預かりするサービスも提供しなければなりません。

機能訓練だけとかレスパイトだけといった特化したデイサービスは、加算の算定が難しくなります。

リハビリ特化型のデイサービスは、食事や入浴介助などのサービスを追加するかどうかをまもなく公表される報酬単位数を見て検討しなければなりません。


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