2018.04.26
カテゴリ:平成30年介護報酬改定
デイサービスの利用時間が長いほど家族介護の負担が軽減される
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
三菱UFJリサーチ&コンサルィングは、厚生労働省の補助金事業として「通所介護に関する調査研究事業」を行い報告書を公表しました。
その中で、デイサービスの利用開始後の家族介護者の介護負担軽減について、調査結果が次の通りになっています。
出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「通所介護に関する調査研究事業報告書」(平成30年3月)
上の調査結果を見ると、「介護負担が軽減された」と回答した家族が、利用時間別に
- 5時間未満で61.4%
- 5時間以上7時間未満で83.9%
- 7時間以上9時間未満で86.1%
- 9時間以上で96.8%
となっています。
利用時間が長いほど「介護負担が軽減された」と回答した家族が多く、就労している家族にとって介護と仕事の両立がしやすくなり、介護離職防止につながっていると思われます。
介護報酬改定に反映
今回の通所介護の介護報酬改定では、サービス提供時間が長いほど優遇されていることが、次の報酬増減率表からも分かります。
【報酬増減率表】
三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「通所介護に関する調査研究事業報告書」は、報酬改定の理由を裏付けるものになっています。