デイサービスの利用時間が長いほど家族介護の負担が軽減される

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

三菱UFJリサーチ&コンサルィングは、厚生労働省の補助金事業として「通所介護に関する調査研究事業」を行い報告書を公表しました。

その中で、デイサービスの利用開始後の家族介護者の介護負担軽減について、調査結果が次の通りになっています。

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出典:三菱UFJリサーチ&コンサルティング「通所介護に関する調査研究事業報告書」(平成30年3月)

上の調査結果を見ると、「介護負担が軽減された」と回答した家族が、利用時間別に

  1. 5時間未満で61.4%
  2. 5時間以上7時間未満で83.9%
  3. 7時間以上9時間未満で86.1%
  4. 9時間以上で96.8%
    となっています。

利用時間が長いほど「介護負担が軽減された」と回答した家族が多く、就労している家族にとって介護と仕事の両立がしやすくなり、介護離職防止につながっていると思われます。

介護報酬改定に反映

今回の通所介護の介護報酬改定では、サービス提供時間が長いほど優遇されていることが、次の報酬増減率表からも分かります。

【報酬増減率表】
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三菱UFJリサーチ&コンサルティングの「通所介護に関する調査研究事業報告書」は、報酬改定の理由を裏付けるものになっています。

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