訪問介護の開業の手引きNO.20~訪問介護事業のデメリットその3訪問介護事業のデメリット その3人材確保が難しい~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

動画



今日は訪問介護事業のデメリットその3として、人材確保が難しいという点について触れてみたいと思います。

人材確保が難しいのは訪問介護だけじゃなくて、他の介護サービスについても言えるわけですが、日本全体が人材不足である、特に介護事業が厳しいというようなことが言われます。

介護事業所の経営上の課題

次のスライドを見ていただきたいんですが、この見ていただいているスライドは、介護労働安定センターが平成29年度の介護労働実態調査にもとづいて公表しているものですけれども、介護事業所の経営上の課題として何があるかというところでグラフになっています。

1番多いのはですね、良質な人材の確保は難しいと一番に来ています。

2番目に来ているのが、今の介護報酬では人材確保・定着のために十分な賃金を支払えないと。

これが大きな経営上の課題になっているとう統計調査が出ています。

このようにですね、利用者を獲得するということ以上に、利用者の獲得についてはここにありますけど、この中で比較的少ない。

それよりも人材確保・定着は、介護サービス事業を行う上での大きな課題であると、このように指摘しています。

定着率が低い

次に同じく介護労働安定センターの調査結果ですけども、離職者の勤務年数というのが出ておりまして、離職者の65.2%が勤務年数3年未満ということで、3年以内にですね3分の2が辞めてしまうとこのような状況で、採用しても辞めてしまうというところから、非常に人材確保ということが非常に難しいということが言えるのではないかというふうに思います。

このように介護事業というのは、採用が困難で定着率が低いという多くの問題がありますが、じゃあこれが今後解消していくのだろうかということを見ていきたいと思います。

生産年齢人口の減少と高齢者の増加との関係

それは生産年齢人口の減少と高齢者の増加との関係について示したグラフがありますので、これでご説明したいと思います。

このグラフは三菱UFJリサーチ&コンサルティングの資料から抜粋したものですけども、75歳以上のこの赤い線で示されている後期高齢者の人口というのは、これからどんどん増えていくということになります。

その担い手である、15歳〜64歳までの生産年齢人口と言われるのがどんどんどんどん減少していき、この赤い線と青い線の開きが段々大きくなっていきます。

今現在がこのあたりですから、これからはどんどんどんどん開きが大きくなっていきます。

高齢者が増えていくけれども、その担い手が減っていくということで、今これは苦しい介護人材の確保が厳しいとこう言われていますが、これがどんどんどんどん厳しくなって、将来これが解消されることはなくさらに介護人材が確保は難しくなります。

外国人を採用するというようなことも考えられますけれども、根本的な解決になるとは思えませんので、この介護人材の厳しい状況はますます続いていくというふうに予想されます。
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