2017.04.13
カテゴリ:介護事業所の経営
目標利益を達成するための目標売上高
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
昨日のブログは、創業して間もない会社や赤字の会社の目標売上高の計算方法について解説しました。
本日は黒字の会社の、目標売上高の計算について解説します。
基本的には、創業して間もない会社や赤字の会社の目標売上高の計算方法と同じです。
昨日のブログと同様に、分かり易くするために「利益=お金」として」います。
上の図で説明すると、将来の投資のために10の貯金をしようと経営者が考えた場合、その増えた6万円を加えた利益36万円から出発して、逆算して1ヶ月の売上高233万円を計算し、そして1日の売上1日の利用者数を計算します。
現状の利益のまま従業員の給料を10万円上げたいとしたら、固定費を150万円から160万円にして、売上を計算します。
若干複雑なのが変動費です。
変動費は売上に比例するので、売上が分からなければ計算できません。
そこで、変動費=目標売上高×9%と仮定したら、目標売上高=利益+固定費+変動費(目標売上高×9%)の公式から、目標売上高=(利益+固定費)÷91%となります。
この公式にしたがって、利益と固定費を経営者が決めれば自動的に目標売上高が計算できます。
明日のブログでは、変動費と固定費をどのように計算するかについて解説いたします。
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