「定着率が高い(=魅力的な職場)⇒ 採用しやすい」という好循環を生む
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
人材不足は、ほとんどの介護事業所の課題です。
- 「ハローワークに求人を出したけど、全く応募がなかった。」とか
- 「応募があって採用しだが、すぐ辞めた。」とか
- 「多額の紹介料を派遣会社に払ったのに、すぐ辞めた。」など、人材確保に苦労されている介護事業所は多いです。
人材が不足すると、つい募集の方に目が行きますが、根本的な解決にはなりません。
なぜなら、募集して幸いにして採用できたとしても、辞められてしまったら、また募集をして採用に苦労するという負のスパイラルに入ってしまいます。
折角、募集するために広告を出し教育して費用をかけたのに、無駄になってしまいます。
つまり、人材確保の重要なポイントは定着率を高めること、それを解決しなければ、いつも募集に追われてしまいます。
定着率と介護職員・登録ヘルパーの充足状況との関係
日本政策金融公庫総合研究所は、定着率と介護職員・登録ヘルパーの充足状況を調査して、その結果を公表しています。
当然の結果ですが、介護職員・登録ヘルパーが足りていると回答した訪問介護事業所・通所介護事業所は、定着率が高いです。
【定着率と介護職員・登録ヘルパーの充足状況】
出典:日本政策金融公庫総合研究所
この様に人材不足を緩和するためには、定着率を高める努力を続けなければなりません。
「定着率が高い(=魅力的な職場)⇒ 採用しやすい」という好循環を生む
また、定着率が高いということは、魅力的な職場であることの証明であり、魅力的な職場であれば採用するときにも有利であり、採用しやすいという好循環になっていきます。
さらに職員が、自ら知人や友人を「良い職場だから来ないか。」と誘ってくれるということまで起きます。
定着率を上げることは、一朝一夕にはできません。
今までのブログで取りあげてきました定着率を高める要因から、自社に合った方法を選択し実行してみてください。
粘り強く、続けることが大事です。
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