介護事業を始めるための開業資金の計算方法

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

開業相談に来られる方で、ご質問の多いのが開業資金としていくら準備したら良いかということです。あるいは、金融機関にいくら融資の申込をしようかということです。

そのためには、次の順番で金融機関などからの借入金額を決めることになります。

  1. まず、開業に必要な資金はいくらであるかということを決めなければなりません。
  2. 次に自己資金はいくら出せるかを決めます。
  3. 上の1番から2番を引くと、不足している資金つまり金融機関や親族、友人などから借りなければならない資金がいくらであるかということが分かります。

ここで、難しいのが1番目の開業に必要な資金がいくらであるかを決めることです。

そこで、そのの計算方法をご説明しましょう。

訪問介護事業の場合を例に、ご説明します。

資金計画

次月繰越がマイナスになると、資金がショートした状態、すなわち資金不足になります。資金不足にならないように、借入額を増やさなければなりません。このようにして借入額を計算します。

エクセルで表を作成すれば、簡単にシュミレーションできますから便利です。

この表で一番難しいのが売上予想です。予想される範囲内で一番厳しい予想をたててください。もし、ここで甘い計画を立てると予想が外れて資金不足になる可能性があります。

また、この資金計画は実績と比較することで有効に利用できます。

例えば、月次報告で実績が計画を下回り資金不足になることが分かった場合、どのように改善したら良いかを決定し実行します。

この改善は早ければ早いほど良く、月次より週単位で週単位より日次へと進化していけば会社は良くなります。



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