以下は、平成24年介護報酬改定の内容です。
特定施設入居者生活介護
改定のポイント
介護福祉施設の基本報酬改定に併せて改定されました。
看取りの体制強化の観点で、特定施設で看取り介護を行った場合の評価として看取り介護加算が新設されました。
また、外部利用型以外の特定施設において、一定の要件を満たす場合に空室の短期利用が可能となりました。
特定施設入居者生活介護費の改定前後比較
改定前 | 改定後 | 差額 | 率 | |
---|---|---|---|---|
要介護1 | 571単位 | 560単位 | ▲11 | ▲1.9% |
要介護2 | 641単位 | 628単位 | ▲13 | ▲2.0% |
要介護3 | 711単位 | 700単位 | ▲11 | ▲1.5% |
要介護4 | 780単位 | 768単位 | ▲12 | ▲1.5% |
要介護5 | 851単位 | 838単位 | ▲13 | ▲1.5% |
外部サービス利用型特定施設入居者生活介護費の改定前後比較
現行 | 4月からの単位数 | 差額 | 率 | |
---|---|---|---|---|
要介護 | 87単位 | 86単位 | ▲1 | ▲1.1% |
改定の概要
特定施設入居者生活介護費(1日につき)
改定前
要介護1 | 571単位 |
要介護2 | 641単位 |
要介護3 | 711単位 |
要介護4 | 780単位 |
要介護5 | 851単位 |
改定後
要介護1 | 560単位 |
要介護2 | 628単位 |
要介護3 | 700単位 |
要介護4 | 768単位 |
要介護5 | 838単位 |
外部サービス利用型特定施設入居者生活介護
改定前
- 基本部分
87単位(1日につき) - 各サービス部分
厚生労働省告示に定められた基準により利用サービスごとに算定した単位 - 限度額(基本部分+出来高部分)
要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 17,358単位 19,486単位 21,614単位 23,712単位 25,870単位
改定後
- 基本部分
86単位(1日につき) - 各サービス部分
厚生労働省告示に定められた基準により利用サービスごとに算定した単位 - 限度額(基本部分+出来高部分)
要介護1 要介護2 要介護3 要介護4 要介護5 17,024単位 19,091単位 21,280単位 23,347単位 25,475単位
短期利用特定施設入居者生活介護(新規)
家族介護者支援を促進する観点から、特定施設の空室における短期利用を可能とする。
新規
単位 特定施設入居者生活介護と同じ
※算定要件
(外部サービス利用型特定施設入居者生活介護には適用しない。)
- 特定施設入居者生活介護事業所が初めて指定を受けた日から起算して3年以上経過していること。
- 入居定員の範囲内で空室の居室(定員が1人である者に限る。)を利用すること。
ただし、短期利用の利用者は、入居定員の100分の10以下であること。 - 利用の開始にあたって、あらかじめ30日以内の利用期間を定めること。
- 短期利用の利用者を除く入居者が、入居定員の100分の80以上であること。
看取り介護加算(新規))
特定施設における看取りの対応を強化する。
新規
単位(1日につき)
死亡日以前4~30日 | 死亡日前日及び前々日 | 死亡日 |
80単位/日 | 680単位/日 | 1280単位/日 |
※算定要件
(外部サービス利用型特定施設入居者生活介護費又は短期利用特定施設入居者生活介護費を算定している場合、当該加算は算定しない。)
- 医師が医学的知見に基づき回復の見込みがないと診断した者であること。
- 利用者又は家族の同意を得て、利用者の介護に係る計画が作成されていること。
- 夜間看護体制加算を算定していること。。
介護予防特定施設入居者生活介護
特定施設入居者生活介護費(1日につき)
改定前
要支援1 | 203単位 |
要支援2 | 469単位 |
改定後
要支援1 | 196単位 |
要支援2 | 453単位 |
外部サービス利用型特定施設入居者生活介護
改定前
- 基本部分
60単位(1日につき) - 各サービス部分
厚生労働省告示に定められた基準により利用サービスごとに算定した単位 - 限度額(基本部分+出来高部分)
要支援1 要支援2 4,970単位 10,400単位
改定後
- 基本部分
58単位(1日につき) - 各サービス部分
厚生労働省告示に定められた基準により利用サービスごとに算定した単位 - 限度額(基本部分+出来高部分)
要支援1 要支援2 4,970単位 10,400単位
平成24年度介護報酬改定に関するQ&A(Vol.1)
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