国土交通省公表のサービス付き高齢者向け住宅の登録状況

国土交通省はこのほど、「サービス付き高齢者向け住宅」の登録状況の分析結果を公表しました。

「サービス付き高齢者向け住宅」の登録状況は下のグラフの通り。平成24年10月末時点で、7万7,599戸、2,424棟です。

9月末時点が7万999戸、2,245棟ですから、10月の1カ月間で6,600戸、179棟が増えたことになります。

この1年間を見ても順調に登録件数は伸びています。
登録状況

一方、都道府県別登録状況を見ると大阪府が戸数、棟数ともにダントツに多いことがわかります。
都道府県別登録状況

今後も「サービス付き高齢者向け住宅」は順調に伸びていくと思われますが、量から質へと問われていくと思われます。

やはり重視されるのは「サービス」の部分に、どれだけの付加価値を付けられるかです。

最低限の基準である「安否確認と生活相談」だけを提供するだけでは、「サービス付き高齢者向け住宅」の質を問われるとき生き残ることは難しくなります。

サービスの質が「サービス付き高齢者向け住宅」の成否を左右すると言ってもいいと思います。

行政のやり方を色々な場面で経験してくると、一つの統一した方向性が見えてきます。

まず、法律施行の初期の段階は、質よりも量を重視します。一定の量が確保されると厳しくして、ふるいにかけ質を求めてきます。アメとムチを使い分けながら誘導していくのが行政のやり方です。



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