2. 地域包括ケアシステム~その2~
上の動画で使用しているパワーポイントの資料
上の動画の内容を文字起こししました。
たとえば、ここの中で自宅に「サービス付き高齢者向け住宅」が位置づけられています。
後でも出てきますが、「サービス付き高齢者向け住宅」は今、政府、厚生労働省がものすごく進めています。
なぜかというと、ご老人が病院から戻ってきた時の受け皿となりうるからです。
自宅に戻るといっても、一軒家に住んでいただくのもいいのですが、やっぱり集合住宅の方が効率がいいということで、今すごい勢いで伸びています。
あと、この中に小規模多機能型居宅介護、24時間訪問介護サービス、あるいは複合型サービスは、この地域包括ケアシステムの中核となる介護サービスですが、この3つはこれから政府、厚生労働省が強く押し進めていくと思われます。
たとえば、定期巡回・随時対応型訪問介護看護というのは、24時間対応の訪問サービスです。
高齢者の方が、たとえば病院からご自宅に戻ってきたときに、24時間対応して訪問介護・看護をするというサービスです。
今後、介護報酬の改定で上がる可能性があることも、理解できると思います。
この図に中で、一番お金のがかかるのが医療です。
その次に介護、そしてお金がかからないのがボランティアをはじめとする生活支援をする人です。
ここの部分が、まだ出来上がっていません。
医療と介護はあるのですが、生活支援は出来上がっていません。
このあと申し上げる、総合事業はまさにここを充実することになりますが、一番難しいところです。
医療行為の一部が、介護に移っています。
喀痰吸引と経管栄養について、一定の研修を受けると介護職員でも医療行為ができます。
さらに、今度、要支援がボランティアに移ることで、流れはこのように時計回りで動いています。
この図を見ていると分かります。
ケアマネさんは、この円上にあります。
ものすごく重要な位置を占めている、ということが言えると思います。
なぜかと言うと、ご自宅に戻られる高齢者の方のケアプランを作成するのは、ケアマネさんです。
医療のことが分かっていないと、このご老人のケアプランは作成できないことになります。
ケアマネさんは、医療知識を身につけなければならない。
研修項目に医療知識が出てきますが、今度、改正でケアマネさんの研修、更新制度が強化されます。
このことは、この図を見ると分かります。
まずはこの地域包括ケアシステムが重要であるということを認識していただき、なぜ介護保険法が改正されるのだろうかということをご理解いただくと、将来どうなるかということが、だいたい予想がついてきます。
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