ＦＣに加盟した方が、ご相談に来られました

こんにちは。松本昌晴です。

ＦＣに加盟した方がご相談に来られました。

会社設立と指定申請についてのご相談でした。

ご縁がなかったので、ブログに書こうと思います。

５月４日のブログでも、介護事業者のＦＣ加盟は慎重にご検討くださいと書きました。

ご相談に来られた方は、訪問介護のＦＣ加盟で加盟金２６０万円、ロイヤリティー９％で契約されていました。

その話を聞いた時、「契約されたのですか？」とお尋ねしました。

もう契約されている以上、否定的なことを言ってはいけないと思い黙っていました。

平成２３年度の介護事業経営実態調査によると、訪問介護の平均収支率は5.1％です。

さらに、平成２４年の介護報酬改定で訪問介護の報酬は減少しますから、平均収支率も減少するでしょう。

９％のロイヤリティーを支払えば、一般的には利益は出ません。

もっとも、20％に近い利益率を出している訪問介護事業所も少数ですがあります。

しかし、９％のロイヤリティーを支払って利益を出すのは、非常に困難ではないかと思いますが、いかがでしょうか？

ブランド性のあるＦＣであれば、加入するメリットはありますが、残念ながら介護に関してはブランド性のあるＦＣはありません。

ご利用者が、このブランドのＦＣなら利用してみたいと思うＦＣがないのです。

そもそも、ＦＣの存在すらご利用者は知らないのですから。

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