介護事業への新規参入、立ち上げ~法人の資本金いくらにするか?~
こんにちは。松本会計事務所の松本昌晴です。
介護事業の開業のご相談で、会社を設立するとき「資本金をいくらにしたら良いですか?」というお尋ねがあります。
先日、ご相談に来られた方が「資本金1円でも設立できると聞いたので、1円の資本金にしたいのですが、よろしいでしょうか?」とご質問されました。
私は、会社の資本金をいくらにするかについては、「次の2点に注意したら良いのではないでしょうか」とお答えしています。
まず第一点は、資本金を1,000万円未満にすることです。
そして第二点は、1,000万円未満で、できるだけ多くすることです。
1,000万円未満にする理由は、詳しいことは省略しますが、消費税等の節税のためです。
次に、資本金を1,000万円未満で、できるだけ多くする理由は、日本政策金融公庫などの金融機関から融資を受けるために有利だからです。
資本金は自己資金で会社とって返済しなくて良い資金だから、金融機関としては資本金が多いほど融資をし易いことになります。
そこで、金融機関からの融資をお考えの方は、出来るだけ資本金を多くしてください。
それでは、金融機関からの融資を考えていないのであれば、少額の資本金で良いかというと、指定申請の段階で「そんな少額な資金でやっていけますか?」とクレームがつくことがありますので、ご注意ください。
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