介護事業者のための会計入門~やり方次第で黒字になる~

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

今回も前回(2012.9.30)のブログに続き、会計とは直接関係ありませんが、介護事業の経営者にとって重要なのでお伝えします。

介護事業は完全二極化

訪問介護の平均収支差率は0.7%ですが、下の訪問介護収支差率の分布図をご覧ください。

平成20年度介護事業経営実態調査結果より
訪問介護の平均収支差率

一番左がマイナス20%以下で、一番右側がプラス25%以上です。

完全に二極分化しています。

一単位当たりの介護報酬の単価は全国一律で、しかも人件費の地域格差は地域単価で調整されている状況で、こんなに二極分化することは通常考えられません。

この現象は、訪問介護に限ったことではありません。

通所介護の収支差率分布図と居宅介護支援の収支差率分布図をご覧ください。

訪問介護と同じ現象が見られます。

通所介護収支差率
居宅介護支援収支差率

やり方次第で黒字になる

介護事業は、次の理由から業績に格差が出にくい業種と考えられます。

  1. 介護報酬の単価は全国一律であること。
  2. 人員基準があるため合理化により人員を削減できない。

にもかかわらず二極化しているのは、介護事業の経営者の経営能力からくる差しかありません。

同じ介護事業でも経営者によって赤字にもなるし、黒字にもなるということです。

介護事業は、「儲からない」というイメージがありますが、そんなことはありません。

私の事務所の顧問先で、社長が月給100万円を受け取りながら会社は黒字である介護事業所もあります。

やり方次第です。


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