介護事業者のための会計入門~貸借対照表~

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

貸借対照表は、決算日(年に1回で通常月末)時点の会社の財政状態を表します。英語で「Balance Sheet(バランスシート)」とか略して「B/S」とか呼ばれます。

会社の財産内容を示したもので、どれだけどのような資産や負債があるかが分かるようになっています。

貸借対照表

会計事務所から税務署に申告書を提出するとき決算書を見せられると思います。

決算書の中に貸借対照表がありますが、数字がズラリと並んでいて何がどうなっているか初めてみる人にとっては、分からないかもしれません。

貸借対照表は、
資産(資金の運用状況)=負債+資本(資金の調達方法)
の関係が成立しています。

資本は会社設立時などに株主が出資したもので、資金の調達方法の一つです。返済しなくてよい点で優れた資金調達方法です。

また、同じように返済しなくてよい資金調達方法として、会社が過去稼いだ儲けの蓄積である繰越利益もあります。

一方、資金調達方法として将来、返済や支払いなどをしなければならないものがあります。それが負債です。金融機関からの借入金はその代表的なものです。

また、食材の支払いを翌月に回すと「買掛金」や「未払金」などの勘定科目に計上されますが、この科目も負債に計上されます。なぜ、資金の調達になるかと言えば、支払いを猶予されている間は仕入れ先から資金を借りていると考えます。ここでは、資金調達は一般の意味より広い概念です。

資産は調達(負債と資本)した資金の運用状況を表します。ここでも、一般で使われる資金運用より広い意味で使われます。

一般的に資金の運用と言えば、定期預金や株の購入などをイメージしますが、貸借対照表の資産は広い概念で「売掛金」などの様に将来、お金に変わるのも含まれます。



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