納税者に有利な税務調査の時期

こんにちは。介護専門税理士の松本昌晴です。

税務調査の時期によって、納税者に有利な時期はあるにでしょうか?

このような質問を受けたことがあります。

結論を先に申し上げると、春に税務調査に来た場合は納税者に有利になることがあります。

ただし、税理士の交渉次第によって変わってきますが。

税務調査の時期によって、納税者が有利な時期とそうでない時期があるのは、おかしいと思われるの方がおられると思いますが当然です。

しかし、実際には春の時期は交渉によって、納税者の主張が通り易い時期でもあります。

なぜでしょうか?

税務署は7月10日に人事異動が行われます。

そのため、調査官はこの人事異動日の7月10日をまたいで税務調査を続けたくないのです。

税務署内では、6月中旬までに税務調査を終了させるようにという指示が行われています。

このような税務署内での事情が分かっていると交渉力のある税理士は、何らかの理由を言いながら調査の引き伸ばしを行います。

早く税務調査を終わらせたい調査官は、こちらの言い分聞いてくれるかもしれません。

また、例外的に調査件数をこなすため形だけの調査が行われるのも春の時期です。

このような調査にあったらラッキーです。

なお、税務調査には特官部門や特別調査部門が行う場合がありますが、この場合は上の交渉は通じません。


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