借りるなら介護事業創業前
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
金融機関からお金を借りることについて、社長さんによって色々な考え方があるようです。
たとえば、
- お金を借りるぐらいなら、事業はしない。
- お金がなくなってから、お金を借りに行く。
- 資金計画を立て、不足する資金を早めに借りに行く。
などです。
多くの方が失敗するケースが2番目です。
何の計画もなく、行き当たりばったりで経営をされているとうまくいきません。
介護事業を開業される方の融資について、アドバイスしたいと思います。
2番目の「お金がなくなってから、お金を借りに行く。」という行動をとられた場合、たとえば開業してから10ヵ月目にお金を金融機関に借りに行った場合を想定してみましょう。
金融機関の窓口に行って融資の申込をすると、実績の分かるものとして試算表の提出を依頼されます。
その試算表を見た融資担当者は、この実績では融資は難しいと回答してきます。
これが想定される結果です。
このように、開業して実績ができてから融資を申し込むと、実績で融資の判断をされるようになります。
ところが、創業前の段階では、実績がないのでそのようなことはありません。
私は、介護事業を開業される方に日本政策金融公庫をご紹介していますが、開業前にもかかわらず、融資は比較的スムーズに運ぶ印象です。
したがって、開業後資金繰りに困ってから融資を申し込むのではなく、開業前に資金計画を立て資金不足になると予想されたら、早い段階で融資の申込をされることをお勧めします。
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