介護事業を開業する人の共通点

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

先週は介護事業の開業相談が3件ありました。

この3件を含めて、今まで、かなりの数の開業相談や開業支援をさせていただきましたが、開業される方や開業相談に来られる方の共通点というものがあるということが分かってきました。

その共通点とは、

  1. 他の業種に比べて女性が多いこと。
    介護に多くの女性が従事されていることから、開業される方も女性が多いのは当然かもしれません。
  2. 男性なら30歳代が多いこと。
    開業相談に男性が来られる場合は、8割~9割までが、30歳代です。おそらく、40歳代では遅いし20歳代では経験が少ないからだと想像されます。
  3. 自分の思った通りの介護をしたい、という動機で開業されること。
    「今の職場では、束縛されて自由がなく、言われた通りのことをしなければんらない。」という理由で開業されるケースを多く見かけます。

などです。

次の図は、 公益財団法人介護労働安定センターが実施した平成24年度介護労働実態調査から、直前の介護の仕事をやめた理由を集計したものです。

1位は、「職場の人間関係に問題があったため」で24.5%、2位は、「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不 満があったため」で24.3 %です。

【直前の介護の仕事をやめた理由 (労働者回答)】
直前の介護の仕事をやめた理由

「法人や施設・事業所の理念や運営のあり方に不 満があったため」は、前職を辞める理由の2位になっています。

この理由が、介護事業を自分で開業しようとする動機になっているようです。

いままで開業支援させていただいた事業所の中で、インタビュー取材をしていますが、取材した4社の社長様全員が、介護事業を開業する動機として「自分思い通りの介護をしたかった」と口をそろえて言われます。




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