介護事業の開業地域

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

介護事業の開業相談でご質問されることの一つとして、「どこで開業したらいいでしょうか?」です。

私は、次のようにお答えしています。

一般的には、高齢者の方が多く住んでいる地域やこれから高齢者が増える地域がいいと言われています。

しかし、高齢者が多い地域では、すでに介護事業者が進出していて、高齢者はどこかの介護事業所を利用している可能性があります。

一方、これから高齢者が増える地域で介護事業を開業して、早期に経営を軌道にのせなければならない場合は、ふさわしい開業地域とはいえません。

大阪市内は、どこも過当競争です。

どの地域で開業しても競争相手がいないということはありません。

そこで、私は次のように勧めています。

開業地域はあなたの人脈、特にご利用者をご紹介していただけそうな、例えばケアマネさんの事業所の近くに開業することをお勧めしています。

また、ケアマネさんとの人脈がない場合は、自分が生まれ育ったところで、同級生や知人、親戚などの人脈を活かすため、その地域に開業してもいいかもしれません。

まったく人脈のない方が開業した場合、ケアマネさんとの信頼関係を築くのに少なくとも半年や1年はかかります。

そのことを考えると、出来るだけ自分の人脈を活かせる地域で、開業するのも一方法だと思います。




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