過去にデイサービスをご利用された方に営業訪問することの是非

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

あるデイサービスの経営者から、「過去に利用された方で、もう一度ご利用いただくために訪問していいでしょうか?」と質問されたことがありました。

ご利用者を1人でも獲得したい経営者のお気持ちはよく分かります。

ところで、ご利用者がデイサービスの利用をやめらる理由としては、主に次の2つがあります。

  1. そのデイサービスに行きたくないのでやめた。
  2. 入院したので行かなくなった。

上の2つの場合、ご利用者に訪問していいかどうか、慎重に判断しなければなりません。

1の場合、行きたくない理由がデイサービスが嫌になったからだとすると、訪問は逆効果になります。

「また来てくださいね」

と言っても、嫌な印象だけしか残らず、また変なプレッシャーを与えたりして、いいことはありません。

最悪の場合、ケアマネさんの耳に入り

「なんて勝手なことをするのだろう。ご利用者が困っているのに!」と思われると、

「もう2度と紹介しない!」

ということになってしまいかねません。

一方、2の場合は全く異なった対応になります。

入院されたご利用者にお見舞いに行くことは、いいのではないでしょうか?

事前にご家族にお見舞いに行っていいかどうか、確認してから行った方が良いかもしれません。

「退院されたら、また来てください」とか

「皆さんが待っていますよ」

などは、高齢者が退院したらデイサービスに行こうとう気持ちになります。

いずれにしても、高齢者のお気持ちを察しながら、対応方法を変えていくことが大事です。




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