介護保険利用の住宅改修に施工業者の登録制を導入

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

住宅改修全般についての課題について、保険者・都道府県に対するアンケート集計結果が出されています。

それによると、

  1. 「他のサービスと違い事業者の登録制ではないので、事業者に対する指導が難しい」、
  2. 「事業者により技術・施工水準のバラツキが大きい」
    といった回答が多く出されていました。

【住宅改修全般についての課題】
住宅改修全般についての課題
出典:平成24年度老人保健健康増進等事業 住宅改修の効果的・効率的な実施方法に関する調査研究事業((公財)テクノエイド協会)

以上の課題に対して、厚生労働省は次の施工業者の登録制の導入を検討しています。

【登録制度の導入について(案)】
登録制度

国民生活センターには、

  1. 手すりの取り付け位置の間違いや強度不足といった施工不良
  2. 工期遅れ
  3. 介護保険の給付対象でない風呂の改修と抱き合わせを求める強引な勧誘
    などの苦情が寄せられていました。

こういった不適切な工事や費用請求を排除することを狙いとして、施工業者の登録制が導入される予定です。

2014年度から政令指定都市を中心として登録制が導入され、その成果を踏まえて3年後にも法制化に着手される予定です。

施工業者の方は、市町村の登録制度の導入の情報を事前に入手し登録されることをお勧めします。




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