利益を出すための公式と小規模デイ
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
先日、ある小規模デイの経営者の方と話しをする機会があり、今回の報酬改定が話題になりました。
その経営者に質問しました。
「定員を18人まで増やさないのですか?」
すでに稼働率が100%近いので、そのような質問をしました。
そうすると、その経営者の方はハッキリと「定員は増やしません。」と答えられました。
小規模デイは、基本報酬が10%ダウンしたことで、対策を取らなければ生き残れないという危機感を持っておられる経営者が多い中で意外な答えでした。
私は、なぜそのような答えになったのか、非常に興味を持ち、その理由を聞きました。
そうすると、次のように答えられました。
「職員は3人で対応でき、稼働率も100%に近く、重度者の方もおられるので、報酬がダウンしても黒字を維持できます。」と言われました。
このとき、昨日のブログで書いた「利益を出すための公式」を思い出しました。
小規模デイは、
- 加算を取るのは難しいので、要支援者を徐々に減らし要介護者を増やす。
- 稼働率を上げる。
- 人件費を下げる。
のが、利益を上げるための対策となります。
この経営者の方は、すでにこの対策のほとんどを実行されています。
そのため、基本報酬が10%ダウンしても、維持できるだけの利益を残しておられるのです。
小規模デイが生き残れるヒントが、ここにあると思いました。
また、整骨院を併設されているのも強味になっています。
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