デイサービスの活動参加の取組

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

平成27年5月14日(木)に開催したセミナーを録画してYoutubeに配信していますが、文字起こしをしました。

動画と一緒に文字を読んでいただければ、理解が深まるかと思い掲載しました。

【文字起こし】

松本:実はもう一つ重要なのが、活動参加に取り組むことを明確化するということでして。今までも、活動参加ということをデイサービスがしなさいということを、平成24年の改正のときも言われていたんですけども、一向にしてくれないと。

例えばデイサービスに行ったら、なんかいつも体操ばっかりしていると。それも大事なんだけれども、それが目的ではないでしょうということを厚生労働省は言っていまして。

分かりましたと。もう皆さんにお願いするのは、もう子どもの手足を取って教えるように、この資料の4ページから7ページ、この様式に従ってやってくださいと。この様式に従ってやっていただけるんだったら、もうこの個別機能訓練加算を、Ⅱを取ったことにしますと言い切るぐらいの感じで。

厚生労働省としてはもうやむを得ないなと。手取り足取り教えないといけないという状況で。4ページ、7ページを見ていただきたいんですけど。

4ページが興味関心チェックシートと言いまして、ご自宅に訪問したときに、ご利用者に質問をするわけです。例えば、自分でトイレに行きますか、行けますか。していますよと、してないなと。トイレへ自分で行けるようにしたいな、興味があるな、やってみたいな。これをチェックしていくわけです、1個1個。ずーっと、いろいろ何十項目ありますけど、その中でご利用者がこれをしてみたいと。例えば、お孫さんとLINEでメールしたいとか。あるいはお孫さんと一緒に旅行に行きたいとかというような、そういう興味関心を示されるものがあると、ここで拾い出すわけです。それで1個1個質問をしていく。そこで興味関心があるという、あるいはしてみたいというようなことを拾い出して、それを計画書に落とし込んでいく。6ページの個別機能訓練計画書にそれを反映させていくと。

例えば、お孫さんと国内旅行、温泉に行きたい。有馬に行きたいと。しかしなかなか体が不自由で動けないので、ちょっと難しいな。でも行きたいんだというようなことを、そのおばあちゃんが例えば希望を持たれたら。じゃ、デイサービスとしてはどういう訓練計画を立てようかと。例えば歩行訓練をするのか、筋力トレーニングをするのかというような具体的な目標が出てくると思うんです。それをここに書いていくと。

で、3カ月やってみたと。3カ月前はもうなかなか外に出るのも大変だったけど、もう3カ月したら筋力も足腰もしっかりしてきて。実は昨日例えば、孫と一緒に温泉に行けたとなると、それはデイサービスで頑張ったおかげで、皆さんのおかげだというようなことがあると、もう完全に見える化で。

このデイサービスはいいねと。ちょっと行こうと思ったけど行けなかったと。もうちょっと頑張ってみようかなということで、もう一回見直しをして、行けるように頑張ると。例えばそういうものです。

それをこの用紙に従って書いていく。通所介護計画書に落とし入れていくというようなことを、この要は4枚かな、を書いていただいて、実行していただいたら加算Ⅱが取れるという話。

ここはだから体操だけやるのが目的じゃなくて、それをすることによってどういうような参加活動に結び付けていくかということが大事になってきているということです。




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松本昌晴税理士事務所
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