株式会社ケア21と 株式会社ウィザスとの事業提携~保険外サービス~
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
株式会社ケア21と株式会社ウィザスとが事業提携をしました。
http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr/tdnetg3/20151118/9lchh3/140120151118450039.pdf
株式会社ケア21は、大阪、東京、名古屋を中心に訪問介護・看護事業および施設介護事業を積極的に展開しています。
一方、株式会社ウィザスは「学習塾事業」および「高校・キャリア支援事業」を中核事業としています。
両社は次の事業提携を内容として、今後進めていく予定です。
- 障がい児童対象のデイサービスでの学習指導の提供
- 介護施設での学童保育所、学習塾の併設
- 介護人材確保のための外国人労働者のための教育指導機関の設立と運営
- 福祉専門職(介護、保育)のための ICT 教育の推進
- 今後の大学入試改革にあわせた「福祉理念」を有したグローバル人財の育成
- 介護デイサービス施設を活用した地域の教育力向上への貢献
- 介護施設での付加価値の高いサービスの提供
この報道を受け、デイサービスの経営者の方が参考にしていただきたいことは、デイサービスの空き時間を利用した介護保険外のサービスの提供です。
その地域に学習塾がなく子供が多い場合は、デイサービスの空き時間に学習塾と提携して賃貸することによって、保険外の収入を得ることができ、介護保険の制度改正による経営の影響を少しでも軽減できます。
また、例えば土曜日や日曜日は営業していないデイサービスは、事業所を開放するなどして、地域との交流の場にすることによって、突然、家族の方から直接依頼があるなど副次的効果があります。
ただ、利用者の獲得にはそれほど効果はないと思いますが、しないよりましです。また、あまり人件費をかけすぎないのもポイントです。
その他、それぞれの事業所でアイデアを出し合って、保険外のサービスが提供できないか検討してください。
おりしも政府が年内に介護保険外サービスの指針を作成しようとしていますので、その指針が出てから具体的に実行されてはいかがでしょうか?