2016.01.22
カテゴリ:介護事業所の経営
故意に厚生年金に加入逃れしている事業所に立ち入り検査を強化
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
厚生労働省は、故意に厚生年金に加入逃れしている事業所に立ち入り検査を強化する方針を打ち出しました。
出典:日本経済新聞
以前から強化されてきましたが、いよいよ立ち入り検査に入る方針を表明しました。
これによって見せしめとして、悪質な厚生年金逃れの事業所は恐らく報道されることになるでしょう。
厚生年金は、個人事業者で従業員が5人以上の場合や法人であれば加入義務があります。
厚生年金の加入逃れをしている可能性がある事業所は、昨年9月末現在で約79万ヶ所あると言われています。
なお、厚生年金に加入する場合は健康保険にも同時に加入しなければならず、事業所の負担は大きいです。
事業所と従業員の負担割合は、ほぼ同じで給料の約13%を負担することになります。
介護事業所の中には、労働保険(雇用保険と労災保険)だけ加入し、厚生年金や健康保険に加入していないところがあります。
今後は、厚生年金や健康保険に加入しなければならなくなります。