介護業界はこれから順風満帆

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

東京商工リサーチは、平成27年の有料老人ホームや通所介護事業所、訪問介護事業所などの倒産件数が過去最多になったと発表したことをご存知の方も多いと思います。

倒産が過去最高になった要因として、昨年の介護報酬改定で介護報酬が、平均で2.27%下がった影響があると分析されています。

この様な報道があると介護業界は危機的状況で、またこれから介護報酬は上がらず下る一方で、将来は厳しいというイメージがあります。

しかし、私は介護業界は、順風満帆だと思います。

勿論、介護業界が順風満帆だとしても、企業努力をしなければ倒産もありうることです。

なぜ介護業界は順風満帆であるか、その根拠をお示ししたいと思います。

下の財務省のグラフをご覧ください。

【社会保障給付費の見直し】
社会保障給付費の見直し
財政制度分科会(平成26年10月8日開催)の資料より

財務省は2025年の社会保障給付費の推測をしています。

  1. 年金保険は、53.8兆円から60.4兆円へ1.1倍
  2. 医療保険は、35.1兆円から54.0兆円へ1.5倍
  3. 介護保険は、8.4兆円から19.8兆円へ2.3倍

以上の通り介護保険は、これから2倍以上の需要が増えます。

この様に需要が増える介護保険の業界で、やり方を間違えない限り介護事業者は生き残ることはできます。

問題は、人材確保です。




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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