どの介護事業が儲かるか?

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です 。

どの介護サービスを提供したら儲かるか?

結論を先に言うと、何やっても同じです。

好きなものをやった方がいいです。

なぜなら、介護報酬は3年に1回改定されるますが、経営実態調査を参考にして決定されるからです。

利益率が高い介護サービスは、次の報酬改定で下げられる。

介護保険は事業所を「生かさず殺さず」で、利益率を介護報酬の改定で調整しています。

したがって、今の時点で儲かる介護サービスだとしても、3年後に報酬は下げられます。

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デイサービスの事例

平成25年にデイサービスは伸びました。

その理由は、FCにもありますが民家を利用すれば簡単な改修だけで済みます。

500万円ぐらいで改修が出来てしまいます。

施設サービスに近いデイサービスが、500万円前後の投資でオープン出来てしまいます。

そのため、平成25年当時は民家型のデイサービスは儲かる状態でした。

しかし平成26年と平成27年が大きく落ち込んでいます。

当時、儲かるとしてデイサービスに参入した事業所はいま大変です。

訪問介護の事例

6年前に訪問介護は生活援助の時間が変更になりました。

60分の前後で報酬が決まっていたものが45分に下げられたので、訪問介護事業者は6年前に大変な思いをしました。

しかし去年の報酬改定で訪問介護は4%ぐらいしか下がっていません。

去年は余裕がありました。

大変な時期はありますが、後はいい時期が来ます。

いい時期はあると次は大変になるというサイクルになっています。

儲かるからやるのではなく、好きでないと続けられません。

儲かるかどうかは経営者の経営手腕

訪問介護をしている介護事業所の中には、儲かっている事業所もあれば、そうでない事業所もあります。

下のグラフは訪問介護の収支差率分布です。

同じ訪問介護でも、収支差率はマイナス50%からプラス50%までバラバラです。

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出典:厚生労働省「平成26年介護事業経営実態調査結果」

この様に収支差率がバラバラになる理由は、経営者の経営手腕によるところが大きいです。

通所介護やその他の介護サービスについても、同じことが言えます。




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松本昌晴税理士事務所
大阪の税理士
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