経営は船の航海と同じ
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
事業者は事業所番号の交付を受けて、開業した段階で船が出港したのと同じです。
出港したときは、当然目的地があります。
目的地がなく出港しただけですと、ただ漂流していることになります。
目的地は経営で言えば、理念や考え方です。
目的地にどの様に船を動かせば到着できるのか?それが海図です。
海図は経営計画書です。
5年先にどうするか、そのためには3年先はどうなっていないといけないか?そのためにはこの一年間何をするか。
長期、中期、短期の計画を立てます。
今、自分達はどこにいて、この方向で間違いなのか、チェックする機能が必要です。
船で言うと羅針盤に相当するものが必要です。
それは、例えば3ヶ月に1回の経営検討会議です。
経営検討会議で計画通り進んでいれば、そのまま続ければいいですが、予定通り進んでいないなら何が原因か、どうするか、場合によっては計画の見直しをする必要があります。
多くの経営者は経営計画書がないまま運営
介護サービスは必ず介護計画書を作ります。
この介護計画書に基づいて、介護サービスを提供します。
3ヶ月に1回のベースでモニタリング、すなわち目標の達成状況を確認チェックが行われます。
モニタリングで予定通り行っていなかったり、状態が変わった場合は、改善してアセスメントを見直します。
介護事業の職員は、日常的にPDCAサイクルを動かしている。
多くの経営者は、介護計画書がないまま介護サービスを提供しているのと同じ様に、経営計画がないまま日常の経営を行い、定期的なチェックもしないで会社運営をしています。