税務調査官によって調査結果が違う
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
今日のブログは、ちょっと介護とは離れて税務調査で私が経験したことを書きたいと思います。
介護事業者の方は、役所の実地指導や監査には敏感ですが、税務署も強力な調査権限を持っていますので、特に利益が出ている場合は税務署の税務調査についても、気にしなければなりません。
「敵を知り、己を知れば百戦危うからず」という諺がありますが、税務調査官がどの様なタイプであるかが分かれば、税務調査にうまく対応することができます。
税務調査の前に調査官がどの様な人か調べる
経営者の方は、税務調査を受けるときに、どんな調査官が来るのか?ということについては、非常に興味を持たれると思います。
私も税理士として税務調査に臨むときには、調査官がどのような性格で、どの方向を向いているか(例えば、出世を望んでいる人かどうか?など)をまず観察します。
税務調査の前に税務署から調査に来る調査官から電話がありますが、その人の話し声から性格を判断したり、過去の税務署の経歴を確認したり、年齢を推定したり、税務調査が行われる前に準備します。
勿論、調査対象の顧問先で、調査官に指摘されそうな問題点を洗い出し、事前の対策をとっておくことは当然です。
税務調査官によって調査結果が大きく違う
また、税務調査の初日に、初めて調査官にあったときは神経を集中して、世間話をしながらどの様な性格なのかをみます。
特に私が観察するのは、優秀な調査官なのかそうでないのかです。
職業柄多くの税務調査に立会いをしてきましたの、多くの調査官を見てきました。
そのため、優秀な調査官であるかどうかは少し話をすると分かります。
優秀な調査官は、質問の内容や調べるポイントが違います。
ここは調べてほしくないとろをズバリ質問されたり、社長や私達税理士の顔色を見ながら話をされる調査官は要注意です。
調査官の力量によって調査結果は大きく違ってくることがあります。
突然ですが、皆さんに質問です。
次のいずれの調査官に、気を付けなければならないでしょうか?
- 税務調査の初日に世間話もせず、いきなり帳面を調べだす調査官と
- 温厚な態度で世間話をしてから調べだす調査官
世間話も、そこそこに帳面を調べだす調査官を嫌と思いますか?
それとも世間話をして時間を使ってくれる調査官がいいと思いますか?
答えは明日のブログで書きたいと思います。
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