デイサービスの提供時間が、保育所の基本開所時間の11時間と同じになるか?

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

自由民主党は、5月10日に「一億総活躍社会の構築に向けた提言」において、「介護離職ゼロ」に向けて仕事と介護の両立できるように次の提案をしました。

育児と介護が同時進行するダブルケア世帯へのサポートは急務である。特に夜間帯のデイサービス提供体制を充実させるため、平成30年度介護報酬改定において夜間帯の加算措置を十分に検討すること。

これを受けて6月21日に開催された介護給付費分科会において、デイサービスの一般的なサービス提供時間である8時間は、保育所の一般的な開所時間である11時間と比較したら、介護と仕事の両立は難しいというのは自明であるという資料を公表しています。

基本報酬に9時間以上の時間区分を新規に創設するのか、それとも延長加算の単位数を上げるのかは分かりませんが、これから議論される介護給付費分科会において明らかにされると思います。

いずれにせよデイサービスの介護報酬改定は厳しいものがありますので、上記の対策に必要な報酬はデイサービスのどこかで削るというメリハリをつけた形になるでしょう。

明日以降のブログでは、数回に分けてデイサービスにおける「仕事と介護の両立」について書きたいと思います。



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