2018.01.26
カテゴリ:平成30年介護報酬改定
メリハリのある介護報酬改定
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
平成30年度の介護報酬の改定率がプラス0.54%になり、9年ぶりのプラス改定になりましたが、安心はできません。
出典:診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬改定について
プラス0.54%の中身は、プラス1%程度とマイナス0.5%程度を合わせた数値になっています。
次の「平成30年度介護報酬改定に関する審議報告の概要」を見て頂くと、4つの目標が掲げています。
- 地域包括ケアシステムの推進
- 自立支援・重度化防止に資する質の高い介護サービスの実現
- 多様な人材の確保と生産性の向上
- 介護サービスの適正化・重点化を通じた制度の安定性・持続可能性の確保
4番目に掲げられている「介護サービスの適正化・重点化を通じた制度の安定性・持続可能性の確保」はマイナス0.5%程度の主な事項で、プラス1%程度に回される財源となるものです。
プラス1%程度に回される事項が、上の1番~3番になります。
なお、マイナス改定になる主な事項が、次の5つです。
- 福祉用具貸与の価格の上限設定等
- 集合住宅居住者への訪問介護等に関する減算及び区分支給限度基準額の計算方法の見直し等
- サービス提供内容を踏まえた訪問看護の報酬体系の見直し
- 通所介護の基本報酬のサービス提供時間区分の見直し等
- 長時間の通所リハビリの基本報酬の見直し
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