デイサービスの規模別・サービス提供時間別の報酬増減率

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

【報酬増減率表】
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デイサービスの規模別・サービス提供時間別の報酬増減率を見ると、例えば、地域密着型で3時間以上4時間未満 はマイナス4.5%、その他の時間帯は0%、0%、プラス3.3%、0%、プラス4%ということで、地域密着型は他の通常規模や大規模に比べて、今回の報酬改定で優遇されています。

とはいうものの短時間は評価が低いです。

長時間になればなるほど評価は高いです。

これは他の通常規模や大規模についても共通しています。

大規模を見ると、全ての時間でマイナスですが、長時間になれば減少幅が低くなるという傾向にあります。

したがって、小規模優遇で長時間優遇となっています。

特に短時間のリハビリ特化型で、3時間以上5時間未満を1日に2回転しているデイサービスは、厳しい状況になります。

親の介護をするために仕事を辞めないといけないという介護離職を防ぐという意味で、長時間優遇ということになったのではないかと思われます。

機能訓練とかもう大事ですが、長時間預かるレスパイト機能も見直されています。

この表を見ると厚生労働省の方針が明確に分かります。

この表を見ると新規に開業する場合、地域密着型で開業するのがいいのかなと思います。

ただ、これだけ大規模が下がったとしても充分やっていけるという方もいらっしゃるので、増減率だけを見て判断することも難しいかと思います。

ケアマネさんに時間を延ばしてほしいという働きかけがあると思いますが、ケアマネさんにとっては仕事量が増えるかもしれません。



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