訪問介護の開業の手引きNO66~訪問介護への不満~【音声動画+テキスト】
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
動画
訪問介護事業を開業される方のために、開業後の訪問介護への不満について日本政策金融公庫総合研究所がアンケートをとりましてその回答がここに書かれています。
何に不満を感じるか?
家族介護をしているその方々に質問した結果ですけども、不満を感じたことがないとおっしゃってるのが約40%。残り60%は不満があるとこのように回答されてまして、その不満を感じている方の何について不満を感じているかというところを見ていきますと、
- ヘルパーの仕事ぶりが良くない、
- ヘルパーの言葉遣いや態度が悪い、
- 夜間に利用できない、
- 自己負担額が高い、
- 利用回数に制限がある、
- お願いしても介護保険内では対応できないと断られることがある、
- 介護されている時の利用者の様子がよくわからない、
- ヘルパーによって介護の仕方にばらつきがある、
- 担当するヘルパー間の引き継ぎが不十分である、こ
のような項目があがっています。
満足度調査」
ご利用者やその家族に対して満足度調査ということをする場合に、こういった項目を並べて該当するものに丸をつけてくださいなどのような調査を行う時に有効ではないかと思います。
ただしですね利用者あるいはその家族への満足度調査というのを行う場合ですね、なかなかこの不満を漏らしてくれる人がなかなかいない。
不満を漏らすとヘルパーさんから今後冷たい態度を取られるんじゃないかとかそういう心配があって本音を言わない人がいるというためにですね、なかなか本音が聞けないということがあります。
事業所として解決できることとできないこと
しかし一般的にここら辺に該当する点が不満の項目として挙げられていますが、それぞれ事業所で解決できないこともあります。
例えば、お願いしても介護保険内では対応できないと断られることがあります。
これは仕方ないですね。
介護保険内ではできないこともあるわけで、それ以上をやってしまうとサービスになってしまうので、事業所の経営としては難しいということもあるし、介護保険ではできるサービスに限界があるということを理解してない人が、不満を漏らすというのこともあるでしょう。
しかしですねヘルパーの仕事ぶりが良くないとか、ヘルパーの言葉遣いや態度が悪いと、こういったところが事業所によって改善できるところなので、やはりこの辺りは研修・教育などによってですね、直していくと、あるいは向上させていくというようなことが大事になってくると思います。
訪問介護事業を開業されてですね、利用者さんへのサービスの向上を努める時、注意していただく、こういう内容が一部参考にしていただくものがあると思いますのでここにご紹介いたしました。
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