訪問介護の開業の手引きN0.77~介護職員の定着率~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

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今回は訪問介護事業を開業されて事業が軌道に乗り、人を募集するという時に、人の採用に非常に困る。

利用者を獲得する以上に職員の採用に非常に困られるというようなことが、必ず起きてくるということになると思います。

以前の動画で定着率が高いところは人材が足りているところが多く、足りてないと答えたところは定着率が低いというような調査報告が、日本政策金融公庫総合研究所の資料にあるということをお伝えしました。

そこで定着率に関するデータというのがありますので、これからご説明したいと思います。

3分の2の人が3年以内に辞める

平成29年度の労働介護労働実態調査というのが、介護労働安定センターから公表されてますのでここから見ていきたいと思います。

何年で離職するかというデータがありまして、離職者の勤務年数というのが資料として出されています。

ここで赤字で書いてありますけども、離職者の65.2%が勤続年数3年未満であるというようなことが書かれています。

例えば、訪問介護の正規職員についてみると1年未満で退職したという人が37.1%、1年以上3年未満で28.4%、3年以上の人で34.5%ですから、3年未満ですと65%の人が3年以内に辞めていく。

非常に厳しい話ですよね。

3分の2の人が3年以内に辞めていく。

こうなると人手が足らないということになります。

事業所の規模と離職率の関係

事業所の規模と離職率の関係はあるんでしょうか?

これがデータとして出ております。

この赤いですね介護職員の正規職員についてみると,規模が19人以下で18.8、20人から49人で15.3、50人から99人以下で13.2と離職率がどんどん下がって規模が大きくなるにしたがって下がっていくという傾向にあります。

訪問介護員の正規職員についてみると、19人以下で18.3%、20人から49人以下で18.5%、50人以上99人以下で13.9%、100人以上11.7%。

一般的な傾向としては事業所の規模が大きくなるに従って、離職率がだんだん低下していってるというような傾向が見て取れることがあります。

介護事業開始後の経過年数と離職率との関係

次に介護事業開始後の経過年数別の離職率ですけども、例えば訪問介護員正規職についていくと3年未満の開業で24.8、3年以上5年未満で18.4、5年以上で16.1。

開業して時間が経てば経つほど離職率が減っていくというような傾向があるようです。

以上見ていくと事業所の規模が大きくなるに従って離職率が低下していく。

まさに介護事業を開始して経過すればするほど離職率が下がっていくとこういうような傾向にあるようです。



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