訪問介護の開業の手引きN0.86~利用者や家族への満足度調査の結果を周知することと定着率との関係~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

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訪問介護事業を開業されて職員を採用されると、長くいてもらいたい、
定着率を高くしたいという場合に、一つの方法として満足度調査を行う。

これは利用者や家族に対する満足度調査なんですけども、その調査結果を周知すると、スタッフに知らせるという事によって定着率が高くなるというお話です。

満足度調査の結果を職員全員に周知しているところは定着率が高い

日本政策金融公庫総合研究所が、この資料を提供しておりまして、満足度調査の結果を職員全員に周知していると言う所の、この青いところなんですけども定着率が低い、同じくらい、定着率が高いというところで見ていくと、満足度調査の結果を職員全員に周知しているところは定着率が高いという結果になっています。

それではなぜ、満足度調査の結果を職員全員に周知していると、定着率が高くなるんでしょうか。

少し考えてみたいと思います。

基本的に人というのは、皆さんも私もそうなんですが自分を評価されたいという風に思っています。

したがって、経営者であるとか、職場の仲間、利用者、利用者の家族から評価されたいと思うがのが普通です。

例えば、利用者やその家族から「いつもありがとう」とか「おかげさまで状態が改善しました」とか、「あなたにきていただいて精神的に楽になりました」という風に言われると、とても苦労したんだけども報われる。今日も頑張ろうという気持ちになろうと思うんですね。

しかしですね、利用者や家族からそれを直接言ってもらえるということはおそらく少ないと思います。

本当に満足されてるんだろうかとか、ひょっとしたら不満に思ってらっしゃるんじゃないかと、そういう風におそらく介護の現場で働いてる方は、不安に思ってらっしゃる方が多いんじゃないかと思います。

そこで私は、ぜひ訪問介護事業を開業された場合に、利用者や家族に満足度調査を行っていただきたいと思います。

満足度調査のアンケート用紙の工夫

アンケート用紙にちょっと工夫を凝らしていただく必要があります。

例えば、こんな文章で初めていただいたらいかがでしょうか。

「皆様に評価、お褒めいただくことが私たちの大きな活力になります。弊社の運営やサービスについて、評価やお褒めいただける点がありましたらぜひ記入をお願いいたします。」

こういう書き出しで始めるとですね、もちろん改善すべきところとか、注意点も言われるところがあると思うんですけども、褒め言葉の回答がいっぱいいただけるというようなことが言えると思います。

もし褒め言葉が1つもないという事になれば、それは職員に大きな問題があるという事になるので、まぁそういうことはほとんどなくて、おそらく感謝されてると思います。

そうなるとやりがいを感じて、今の職場で働いていこうと思い定着率が上がっていくという事になります。

また褒め言葉をいただくとやっぱり嬉しいですから、改善しようとか注意しようという風に、指摘されたとしても前向きに改善していこうという気持ちにもなれると思います。

そういう事で、ぜひですね、訪問介護事業を開業されてスタッフを採用された場合には、利用者や家族への満足度調査を行っていただいてその調査結果を職員全員に周知していただくということを、ぜひやっていただければと思います。

以上今回は、満足度調査の結果を周知するということが定着率の向上につながるということをお伝えしました。



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