訪問介護の開業の手引きN0.116~創業計画書の「創業の動機」の記入の注意点~【音声動画+テキスト】

こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。

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訪問介護事業を開業されるときに、日本政策金融公庫から融資を受けるということがありますが、その時の創業計画書の1番の創業の動機について、どのように記載すれば良いかということについてご説明したいと思います。

創業の動機の例

実際、私の事務所に開業相談に来られたときに、創業の動機をいろいろ聞きますといろんな本音が出てきます。

例えば、次の1から5までの動機をあげられた方が多かったのですが、+1つめが家族に介護が必要なので、人に介護を依頼するなら自分で介護事業を始めるとか、あるいは

  1. 今の事業が業績が良くなくて将来性もないので、介護事業を始めたいとか、あるいは
  2. 近所にできたデイサービスが利用者でいっぱいである。これは儲かるのではないかと思って介護事業を始めたいとか、あるいは
  3. 今働いている介護事業所は利用者のことより、会社の利益ばかり考えている。自分の目指す介護をしてみたい。
  4. 給料が安いので独立して介護事業をしてみたい。

など本音の動機としては、こういったようなものがあります。

印象の良い動機

ところでこのような動機というものを日本政策金融公庫の創業計画書の動機の欄に書いて良いものかどうかということです。

先ほどの動機の中であまり書かない方が良いだろうなと思うのがあります。

たとえば、家族に介護が必要なのでというのは自分の家族のことが中心で広く社会に貢献しようというのが見られないという意味ではマイナスかもしれません。

今の事業が業績がよくなくて将来性がないので介護を始めたいとか、動機としては社会に貢献するという視点が欠けている。

3番もそうですね。この中で4番が比較的創業計画書の動機欄に書くときには良いのではないかと思います。

今働いている事業所は利用者のことより会社の利益を考えている。

自分の目指す介護をしてみたい。

こういうのは非常に創業計画書の動機としては、なかなか良いんじゃないか。

5番のこの給料が安いのでというのは、これもあまり動機としてはちょっと、本音としては良いのでしょうけど、表に出して動機としてあげるにはちょっとふさわしくないという風に思います。

この創業計画書の見本例を見ていただいてもですね、ここに書かれているように介護サービス分野での今までの経験を生かし、より自分がやりたい介護をしたいと考えたため、必要な人材が確保できる目処が立ったためというようなですね、自分の親のためとかもあるでしょうけど、そういうのを全面に出さずに自分のやりたいような介護をしてみたいということとか、実際にできるような人材が確保できたため、とかこういった内容の動機を書いていただいた方が良い。

給料が安いからとか、儲かりそうだからとかは心の中に止めていただいて表に出すときには、そのような表現をされない方が良いのではないかという風に思います。

以上で、創業計画書の創業の動機の書き方についてご説明いたしました。



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