従来の高齢者像は大きく変わっている【音声動画+テキスト】
こんにちは。大阪の介護専門税理士の松本昌晴です。
動画
厚生労働省は、元気な高齢者を介護の担い手として考えています。
その根拠になる資料が第76回の社会保険審議会の介護保険部会の資料として提出されています。
高齢者の中でも仕事についてる、就業率が高いとか、あるいは昔に比べて身体的にも若返っているとか、あるいは社会参加に対する意識が高いとか、このようなデータを公表して介護の担い手として元気な高齢者を考えているということが、この色々な資料から見ることができます。
まず、今ご覧いただいている高齢者の就業率の国際比較ですけども、65歳から69歳のいわゆる生産年齢ではない方の就業率ですけども、日本の場合は他国に比べて男性女性ともに高い就業率を示している。
働いている高齢者が多いということが言えます。
さらに次の資料ですけども、1998年のこのグレーの棒グラフと水色の2016年の比較をして、高齢者の若返りがみられるということを主張しています。
左側の男性を見ていくと1998年と2016年では、この棒グラフはいずれも2016年の方が高い。
すなわち、新体力テストですけどもこの点数が高いということで若返りが見られる。
女性についても言える。
このような若返りが見られる。
さらに高齢者は積極的に社会参加したいと、このように考えており、実際に昭和63年から見ていきますと、社会参加活動への参加率は平成25年度で61%と非常に高い率で増加傾向にある。
さらに社会的な活動をしていない理由の中でも、活動する仲間がいないとか、活動の誘いがないとか、活動に関する情報がないといった理由で参加していない。
もしこのような理由が解消されるのであれば、社会的活動をするであろうということで潜在的にはまだまだ社会的な活動をする人がいる。
このようなデータを公表しています。
以上からですね、厚生労働省は以前から言っていましたけども、介護の担い手として元気な高齢者を考えていると。
もっと積極的に活用すべきであるというようなことをこの提出した資料から言いたいというふうに考えられます。
以上で高齢者のイメージが従来とは変わってきた。そのために、介護の担い手として考えられるというようなことをご説明いたしました。
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